コロナより以前からホンダに限らず自動車業界では部品器具の輸入コスト、慢性的な経済低迷により若い人たちは車を持たない生活が中心となり、新車はとくに売れない時代をどう乗り切るか?という生き残りのための長期戦略が業界では深刻化していました。
私自身、大手の自動車業界に正社員として10年以上勤務していたため、自動車業界の将来的な展望が悲観的という見方は今から15年も前から会計担当という立場上、熟知していました。
そして今回のコロナ渦中での内部早期退職募集2,000人以上というニュースが公に流れ、長年勤めてきた主に高所得者や役職者を中心の50代の世代を対象にリストラを行ってきました。
ホンダを辞めたいと思っているという声も関係者からよく聞いてましたが、実際に50代以上、定年前の転職となるとかなり厳しい状況になります。
今回はミドルやシニア転職を成功させるための必ず注意すべきポイントをホンダ内部の早期退職者のデータを元に考えていきます。
2021年ホンダ内部、50代以上シニア世代の早期退職の理由

日経による見解を読み取ると、2021年自動車業界、2位~3位のホンダが50代の早期退職者を募集した背景には、どの会社にもリストラや早期退職募集が近い将来起こりうる可能性があるということが分かっています。
日経によると次のような事実が浮かび上がってきました。
早期退職などを実施する背景には、AI(人工知能)やビッグデータによる産業構造の変化が激しく、新型コロナの感染拡大による業績悪化も相まって企業の組織を改めて変革しようとする背景がある。バブル期の大量入社による年齢の逆ピラミッドの社員構造を解消する、という理由もある。
ホンダの内部早期退職者対象は、55歳以上の内部社員が対象でした。結果的に2000人強の退職希望者がでたということです。
何千万の退職金を早い時期にもらって、このまま平社員に戻ってお給料がかなり減少する状況に甘んじるのか?それとも退職金をある程度の額をもらって年金生活のための貯蓄に回す方向性のほうが結果的にもらえる額が大きいのか?
いくつかの早期退職にまつわるポイントが見えてきました。やはり最大の関心は退職後に必要な長期的な生活資金となるようです。
この事実から浮かび上がてくることは、55歳以上で役職がなくなり平社員になったシニア層に対する追い出しのように感じます。
また新入社員や中途採用の20代、30代の若い世代の人たちを40代、50代の役職者で高年収な人よりも安い賃金で会社の慢性的な赤字経営にメスを入れ始めたということになります。
とはいえ、早期退職を55歳以上の社員の方々が願い出て、退職金が支出されたとしてもその後20年、30年の貯蓄は必須です。
やはりシニア世代で転職を考える社員も多かったそうです。50代、50代半ばで転職活動を行うことで成功するためのポイントや注意点等を解説していきます。
ホンダを辞めた50代以上の早期退職者が転職活動で特に注意したポイント

ダイヤモンドオンラインの情報によると、ホンダの早期退職に応じた人は次のような金銭的条件が上乗せされたことになります。
退職金が一人8000万となると、かなりいい退職条件なのではないでしょうか?
一般的に65歳定年で最低限必要な老後資金は2000万円強といわれている時代です。
また先に公表した東武デパートのように早期退職対象者に対し希望社員にリクルートのような人材サービスエージェントが仲介し、シニア世代の再就職支援を受けることができるメリットもありました。
ただ、シニア世代の再就職ほど難しいことはありません。希望条件を全てクリアできる求人案件は基本的にみつかりません。
今後の50代後半以降の生活で何が最重要であるか、一度考え直しておく必要があります。
- お給料を優先させるのか?
- ボーナスの有無
- 有休消化率
- やりたい仕事なのか?
- 福利厚生
- 職場環境を重視させるのか?
人によって何を仕事に求めるかで職種や雇用条件等も違ってきます。失礼ながら50代半ばでは転職はかなり厳しい状況です。
年収アップはそれほど望めないことは覚悟の上で転職エージェントを利用したり、ハローワークで根気よく相談員と話しながら適職の面接へ挑みましょう。
またハローワークやネットで求人情報を探し、受けてみたい企業へどんどん履歴書を送ることも続けてください。
50代、ハローワークで転職を成功させる方法
50代でハローワークでも転職先を紹介しています。今は1度登録を行ってしまえばネット検索で仕事の紹介情報はみることができます。
ただ相談員と何度か話していくうちに未公開の求人情報やより能力や希望に見合う求人先を紹介して頂けること機会も多くなります。
またタイミング的に未公開の求人情報も紹介して頂けることもあります。
やはり自分ひとりでネットだけで求人情報を探さず、相談員と良好な関係を築きながら仕事を探していくと、50代でもかなりいい職は見つかります。
そうやって例えばこの前少し情報公開した東武デパートの元役職者のかたが数か所の内定を頂けたように転職にも希望にかなった条件の職につくことができます。
ホンダ辞めたい!アラフィフで早期退職後の転職理由と転職成功した方法
ホンダの50代早期退職者の募集のように退職金の条件が好条件で辞めることができる場合は大手企業に限ったことです。
コロナ以降、在宅ワークへの切り替えで仕事が減りお給料が減り副業を探す人たちもぐんぐん増えています。
また務めている企業が早期退職に踏み切るか疑う時代になりました。会社の決断を待つ前に、長期的に資産を増やせる副業や在宅ワークをスタートさせておくのもいざ転職になっても経済的には困らない程度には生活できます。
在籍中から転職エージェント、ハローワークへの登録、求人探し、ブランクのある主婦は資格の取り直しで書類選考に漏れないように準備をしておきましょう。
で本記事で紹介したことを参考に、自己分析サービスや転職エージェントを活用することにより、自分にマッチした転職先を見つけることができるでしょう。
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